らーめん屋で見かける大きなしゃもじ?エンマ棒とは?

雑記

毎度〜

本日はらーめん屋で見かける大きなしゃもじのような棒!らーめん大好きで色々なお店を食べ歩いてる方は1度くらい見かけた事があるんじゃないでしょうか?今日はこいつの用途を解説していこうと思います。

まず実際にどの様な物なのか見ていきましょう。

商品名としては「エンマ棒」、「スパテラ」として販売されており様々な形状、長さ(20cm〜120cm位と幅広く、長さは鍋の深さを考えて購入する)材質があります。

用途は寸胴のスープをかき混ぜたり、スープを攪拌する為に使用します。

〈具体的に使う場面〉

・下処理で下茹でをする場合にかき混ぜる。

・白湯スープを作る場合は強火で炊いていくので焦げない様にかき混ぜる。

・白湯スープを作る時にスープ材を潰して粉々にする際に攪拌用として使用する。(攪拌:煮込んだ骸から更に出汁を絞り出す為、粉々に押し潰す作業)(清湯スープの場合はスープが濁る原因となるので基本かき混ぜたり攪拌はしない。)

使う場面としてはこんな所でしょうか。

〈材質〉

木、ステンレス、プラスチック(合成樹脂)など。

木:

軽いので扱い易く値段も安いうえに鍋を痛める心配も無い。木製なので尖った骨などをかき混ぜる際に棒自体が削れて異物が入ったり、使い込むといずれ折れる。(異物が入ってもスープは最後に網で濾すのでそこまで問題ない。)

使い込むとスープが木の繊維に浸み込み洗っても綺麗に落とせない。スープは動物性の油、出汁なので木自体が腐る。(洗剤で洗い過ぎると洗剤が繊維に染み込むのでこれまた注意。)

適度に新調していかないと衛生面ではあまり宜しいとは言えない。

ステンレス:

金属製で丈夫!尖った骨にも強く、攪拌作業も楽々。

スープ用の寸胴はアルミが多い為、鍋を痛めやすい。というか骸を潰す際に鍋に当たれば確実に凹んだり鍋のアルミが削れたり傷が付く。

洗浄はし易く衛生面も問題なし!

プラスチック(合成樹脂):

プラスチックの樹脂製で木よりも丈夫。攪拌もし易い。樹脂なので使い込むと骨などで擦れ削れたりするが長持ちはする。樹脂製なのでアルミ製の寸胴も痛めにくい。洗浄もしっかり出来るので衛生面も問題ないく、抗菌仕様の物が多い。

値段が高い。

以上、それぞれの特徴をあげてみました。

バランスが1番良く何より衛生面で優れているのは樹脂製でしょう。値段は張るが高過ぎるというレベルでもないのでオススメだが実際には木が1番多く使用されている気がします。

豚骨ラーメン専門店でゲンコツを大量に使う様な店ではステンレス製もたまに見かけます。

↑ゲンコツ(丸骨、豚の足の骨)一般的にハンマーなどで割って使います。割ると尖った部分が必ず出来る。

という事で今日はらーめんスープを作る際の必須アイテム「エンマ棒」の紹介でした。

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