毎度〜らーめんおじさんが贈る九州の有名ご当地豚骨らーめん講座〜〜!!!
という事で本日は九州のご当地らーめんを紹介していこうと思います。
まずは九州の豚骨ラーメンの大元と言われる「久留米」の豚骨らーめんの特徴からおさらいしていきましょうか!
・豚骨スープ(当然ですが) 博多系より濃厚で豚骨のパンチが効いている。
・麺は中細の低加水。替え玉などのシステムは基本ない。(最近ではあるところもあるそうです。)
・具材はそれぞれの店で違いますが基本青ネギ、叉焼、メンマ、海苔といったスタンダードなトッピングが主流。
こんな感じです。きくらげや紅生姜といった類はあまり使われていない。
では「博多らーめん」
博多らーめん=九州、九州=博多らーめんというくらいに有名ですよね。福岡市の博多区から広まったとされる。
・スープはもちろん豚骨です。久留米にに比べるとパンチは弱い。
・低下水の極細麺。替え玉。
・メンマよりキクラゲのトッピングが多くみられる。その他、独特の薬味が多い。(ゴマや紅生姜など)
こんな感じですかねぇ!
長浜らーめんと区別されずに呼ばれている事もしばしば。区別自体が曖昧な感じで、近年は同視される傾向にある。店名も「博多長浜らーめん◯◯」といった感じの店も見受けられる。
「長浜らーめん」は本来福岡市内の長浜地域のらーめんである。
長浜は鮮魚市場があり、市場関係者に商品を提供する際に時間をかけない様に極細の低下水麺を使い、大盛の代わりに替え玉システムを作り出したと言われています。要は早く提供して早く食べれる様に工夫した豚骨らーめんという事ですね!
(一般的に麺の加水率が低い程茹で時間は長くなり、麺伸びが早くなります。極細麺で茹で時間を解消し、加水率が低いからスープの吸い込みが早くなじみやすい。)
そして麺の固さも独特ですよね。生、粉落とし、ハリガネ、バリカタ、カタメン、普通、やわ麺、ばり柔、腰抜け、ズンダレなどですかね。店によって若干呼び方が違ったりもしますねー。
「バリ」というのは方言で「すごく、すごい」という意味です。
まぁー言い方はどうでも良いでしょう!笑笑
ここからは若干専門的な事ですが、大体の麺の太さが1,07mm(切刃28番)1,15mm(切刃26番)1,25mm(切刃24番)辺りでしょうか。26番、28番辺りが多いかと思いますが店によってそれぞれでしょう。
ハリガネでおおよそ7〜15秒、バリカタで15〜20秒前後といった感じで店主さんの好みと麺の太さで若干変わってきます。生や粉落としといった0〜6秒の固さもありますが、、ハッキリ言ってオススメしません!何故なら中華麺は塩とかんすいが入っているからです。かんすいは超アルカリなので生で食べるとお腹を壊す恐れがありますし、塩も麺に残ってしまい塩っぱい麺になる。ので程々に茹でた方が中華麺として、小麦本来の味で美味しいのではないでしょうか?!っと思います。「固い麺=らーめん通」などという事はないですよ!むしろ通ならある程度茹でて食べるはずー。
話がそれましたがその位色々と進化し拡散しているという事なんでしょうけどね〜。
という事で博多らーめんも長浜らーめんも同じ福岡県福岡市内ですので殆ど差異がない上に現代では市外、県外にも沢山見られるのが現状です。昔ながらの屋台スタイルも時代の流れで少なくなってきています。衛生面ではまぁー良くは無いんですが、、雰囲気もあるわけで、、
という事で北九州に訪れた際は立ち寄ってみては如何でしょうか!
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