毎度〜
最近、近々開業するお店があり、そのお店のオーナーさんがレジと食券機のどちらを導入しようか迷っているという相談を受けました。
其々に良し悪しがあると思うので一概に正解などないと思いますし、どういったお店にしたいのかで決めてみては如何でしょうか〜?!というお話を長々として参りました。
今日のテーマはズバリ「レジと食券機の良し悪し」です!
まず皆さんはらーめん屋に入った時、食券機だったらどういった印象を持ちますか?
一昔前では都会はともかく地方ではほぼ見かける事などない食券機でした。まぁー最近では地方のらーめん屋でもかなりの店舗で食券機が使用され始めてきていますし、特に違和感も感じない様になってきたかと思います。
しかしレジのお店もまだまだ多いのも現実ですし、レジから食券機に帰る気も無いといった店も多々あります。
ではレジと食券機の長所と短所を見ていきましょう。
〈レジ〉
長所:
・コミュニケーションを取りやすい。
レジをするという事は絶対に注文も取らなければいけないのでお客さんとたわいもない話をする機会も多くなる。
分かりにくいメニューなどもその場で質問出来たり、機械に弱いお年寄りでも気軽に注文出来る。
・PayPayなどキャッシュレス決済に即時対応出来る。レジの横にキットを置いてスマホで決済するだけなので気軽に導入出来る。
・システムにもよりますが安い物だと2万〜から買えるので初期費用が安く済む。
短所:
・自動釣銭機能の付いていないレジの場合、お金の受渡しで必ずミスが出てくる。これは人がやる以上必ず出てくるミスなので仕方がないのですが仕方がないで済まして良い話でもない、、。これとセットで起こりうるのがレジの打ち間違いや、打ち忘れ。
こちらは各店舗によってそういった間違いなどを無くすための機器を導入している所もある。
例えば居酒屋さんなどでよくあるハンディーで注文を取りレジにデータを送り厨房に伝票データも送れるPOSタイプレジや、各席にタブレット端末を置いてそこからお客さんに注文して貰うタイプ。どちらもお会計時にレジで伝票のバーコードを読み取るだけなので打ち間違いや打ち忘れは防ぐ事が出来る。
しかし混雑時などにおいて、お会計時に違うお客さんの伝票のバーコードを読み取ってしまったりする事もあり、確実にミスなくお会計が出来るとも言い切れない。
・注文の聞き間違いや、お客さんによる注文のし間違え。スタッフが注文を伺う場合は必ず起こる。
〈食券機〉
長所:
・人件費削減
注文とレジをお客さんが勝手にやってくれるのでその分の人件費の削減と人員確保の負担が無くなる。人件費削減は当然のメリットとして、人手不足の世の中になってきていますのでそれを補うというメリットがかなり大きい。
・注文の聞き間違いという概念が無い。
お客さんが自分でメニューを決めて決済をしてくれる為、商品提供時に「頼んだのこれじゃないんですけど」という様な事がおきない!
・売上がしっかりと管理出来る。
人によるお金の受渡しが基本的に無いので(間違って押したりした場合は返金などが必要)営業後に売上と現金のズレがほぼ無い。
短所:
・お客さんが押し間違える。
絶対に1日1回以上ある!返金などをする場合は人員がそこに割かれます。食券機の宿命ですかね、、、
・PayPayなどキャッシュレス決済を導入しづらい。
出来なくはないんですが現状では食券機と連動してないので(大手チェーンなどではキャッシュレス決済対応の食券機もある)レジを使っている店と同じくらいの手間がかかり本末転倒になりかねない。
・一般的に高価
機種にもよりますが最低でも20万円くらいはしてくるので初期費用としては高額。万券対応の物になると更に高く、100万近く掛かってきます。万券非対応の物にした場合はスタッフによる万券両替という余計な仕事が追加され非効率的。
・購入意欲を削ぐ事がある。
こちらはお客さんにもよりますが、追加で「やっぱご飯も欲しい」、「味玉を追加したい」など、追加購入意思が出てきた場合に、食べている最中にわざわざ食券を再度購入しなければいけない店もあり(釣りがない場合の追加購入に限り現金でもokという店もある)食券機に人が群がっていたり、面倒くさいという理由などで「やっぱいいか、、」となりうる。
レジも食券機も其々に良し悪しがあります。
店の雰囲気や敷居の高さなども、どちらを導入するかの基準になるでしょう。
現実的にらーめん屋ですと食券機の方が魅力的に感じます。
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